2008年12月2日火曜日

ばかにできない日常業務

今さらですが,さすがに,いい加減,なんとかせねば,と,記録様式を作成しております。
一時期,記録やデータベースに凝ったことがあって,機会あればとりくみたい課題でもあった,「実績記録」。
「実践記録」じゃなく,「実績記録」としているのは,誤記ではなく,まずは,数値データとして,日々の業務実践データを積み上げることで,見えてくることがあるんじゃないか,という話しです。

しかし。

いやぁ~,切羽詰って活用しようとすると,予想以上に,様式や記録の工夫が必要なことが,つくづくわかります。
これまた,今さらながら,最近,何か困ると『新版 ソーシャルワークの業務マニュアル―実践に役立つエッセンスとノウハウ』(旧版も持っていますが;というか,いただいたのか)を参照するハメに。
いやぁ~,このワタクシがそんな事態になるとは,編著者の同期や後輩(人生の大先輩)も,苦笑いしていることでしょう。

記録に関していうと。
単位を,人(数)にするのか,件にするのかで,データの性質が異なってくる,というのは,凝っていた時期から,よ~ぉく,わかっていたことで。
例えば,利用者1人だとしても,週に3回電話がくる(かけるのも入るのか?)と,相談人数は1人ですが,相談件数は3件になります。
これが,ヘルパー派遣になると,さらに,利用者・ヘルパー・件数と,関わる”変数”が増えるので,一体何をみるのかで,ずいぶん,違った印象になるわけです。
・・・といったことをベースに,某CILの極めて特色のある介助派遣の請求データベースを組んだことがあって(ソフト「桐」を使っているためプログラムを書いたわけではないですが),コーディネーター他に大感謝された,という経験があってね(その前段に,移送サービスのデータベースを作り,それ以前はPC嫌いだったコーディネータが一挙にIT化に走ったという逸話がある;それに比べれば,実習データベースは,基本の単位がややこしくないので,かわいいモンでした)。
あの時,とらばーゆしていれば(ん?死語か),業務ソフトで儲けることができたかも!
・・・じゃなくて,あの時のデータをがっちり入手していれば,相当,面白い分析ができたのに!(今でも,師匠に怒られていますが,その後,当該組織は大きな組織変更があったり,そこだけじゃなくとも,PCの入れ替えがあったり等々で,すっかり,あきらめてます・・・)。

でも,あれは,直接,現場の仕事をしてなかったから,できたことだと,つくづく思うのでした(ハイ,言い訳です・・・)。

なので,まぁ,記録様式を整える際の,ポイントとなりそうな点は,混乱しない自信があったのだが。
だがしかし。
”現場”というのは,つくづく,奥が深い(自分の認識が甘かっただけか?)。
「日報」に関しては,相談業務を中心におくべきか,ワーカー(=自分)の業務・動きをベースにするかで,なんだか色合いが違うぞ・・・と,気づき,しばし,考慮中。
というのも,上述の本の「日報」は,確かに日々記入しやすいのですが,相談業務が中心なので,関連業務が入りづらい。それは,ちょっと業務実態を反映していないよなぁ,と。
ま,この手の様式は,凝りすぎると良くない,というのも先刻承知なので,本来の意味で,好い加減なところで作成して,”改善”していくことにします。






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