2010年3月3日水曜日

風邪ひいて,妙な発見

風邪ひきました。熱は下がったのですが,まだ,ぽけぽけしています。
いやぁ~,不覚。大事な会議の日に思いっきり,熱出しました。
・・・体が拒否反応を示したか(^^ゞ

細々,忘れ物が多かったり等々,ちょっと怪しい感じが続いた状態でもあり,休息が必要だったのでしょう,ということで。

という,ぽけぽけしている状態だからか,文献検索でつい遊んでしまい,自分が症例になっている論文(この件で)を発見してしまった。
医学雑誌なので,もちろん,固有名詞は特定できませんが,論文の時期と,著者名やら要約やらで(要約まではWebで読めた),これは確実に私である!と本人には分かるのである。さんざん,「珍しい」と言われていたし,基礎データがこれだけ同じで,別人というのは,ありえないでしょう。
どのくらい珍しいかというと,その時点で,要約によると「本邦報告18例」(つまり自分が19例目の報告例),Web上で論文本文が読めた(部分的には,こういう論文が出始めている)論文(1999年)では,ご丁寧にも「わが国の報告例」一覧表があるのですが(というか,この論文から芋づる式に発見できたのだが←正しい文献検索方法),これによれば,最初の報告例が1932年で,自分は報告23例目ですね。補助療法として挙げられている項目をみると,自分が受けた療法では(たどる最初になった1999年論文はこの療法のことがメインなので目についたのだが),なんと,第1例目! すげ~。
・・・もっとも。検索してヒットした文献リストには,同じような時期に,新潟県内でも似たような症例報告あったけどね(こちらは,要約の掲載がなく,タイトルとシソーラス用語しかないが,該当する療法の薬名がシソーラス用語にあるので,私とほぼ同じっぽい)。

いえね。勤務校の図書館のページがリニューアルされ,学内で使えるデータベースが目につきやすい場所になったので,どれどれと,よく使っているデータベース以外でも道草を食っていたら,なんだか発見しちゃったのですよ。
面白いから,今度,取り寄せてみようっと。上記の新潟県内の症例は,ウチの図書館にもある雑誌のようですが(閉架),私のはウチにはなく,県内の某大学にあるので(そりゃ,あるだろう)。
職権乱用? ・・・いやいや,図書館の”正しい”使い方です。