2009年6月19日金曜日

道具は使うモノ

道具は使うモノであって,使われる(あるいは振り回される)モノではない。
便利なモノであればあるほど,使う目的と手段が適切にマッチングしていなければ意味がないし,モノに使われてしまう結果となる。目的を無視して,手段に固執するのは,愚の骨頂である。

また,高度な使用方法が必ずしも”便利”とは限らない。
シンプルな使い方,ハイテクよりローテクの方が,断然,使いやすかったり,便利だったりすることが,しばしばあるのが現実である。

さらに,モノによっては,というか大半のモノは,使いこなすためには,それなりに習熟度(あるいは”慣れ”)が必要なのであり,それを無視して,便利な使い方をせよと言っても,無茶というものである。ようやく歩き始めた子どもに,「スイスイ走れて便利だから」と,三輪車を飛ばして,自転車に乗せようとするようなものである。できるわけがない(中にはすごい運動神経をもった子どもがいて,できちゃう子もいるかもしれないが,それは,ほんの一握りのことであり,一般的な話ではない)。

ITサポートセンターに携わっていた頃も,そんなことを考えていたが,今日は,1限の授業(情報処理)が終わってからも,なんだかずーっと,「エクセル」「ワード」騒動(?)が続いていて(・・・ここ数日),それはそれで業務だから良いのだが,改めて上記のことを,つくづくと,考えた次第。

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