2008年11月20日木曜日

悪影響を恐れる

ニュースをみて,えっ!?と,言葉を失ってしまいました。
元厚生次官宅・連続襲撃:識者に聞く

基礎年金時の厚生省官僚といえば,がん闘病をしながら基礎年金創設に力を尽くした伝説的な局長がいたはずだが・・・と,思わず,『日本政府と高齢化社会』(ジョン・C・キャンベル;三浦文夫・坂田周一監訳)を引っ張り出してしまいました。
上記にリンクを貼った記事によると,やはり,その伝説的官僚・山口新一郎氏の後任が吉原氏だったのですね。
基礎年金は,障害者福祉にとっても,画期的な制度(そりゃ,完璧な制度ではないかも知らんが)。

全く,なんてことをするのでしょう。
上記の記事には,宮武剛・目白大教授のコメントが,以下。
(年金の;引用者)その後の運用や管理のまずさが現在の年金不信を招いているに過ぎない。事件を「年金テロ」とは思いたくない。仮に背景に年金問題があるとしても、2人を襲撃するのは筋違いだ。
その通りだと思います。

事件の背景は,まだ,明らかにされていませんが,こんな事件が起こることで,使命感をもって仕事に取り組んでいる志ある行政官僚の人たちが萎縮してしまうことを,非常に,恐れます。

※昨日(11/19)早々にアップしようとしたら,
 なぜか,職場のLANが繋がらない・・・
 ”ブログのつぶやき”等,どうでもいい類のことですが,
 他の細々した雑事も,ネット接続しないと,
 もはや仕事にならない状態に,愕然としてしまいました。

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追記(2008.11.30.)
その後の容疑者の自首以降の報道などからすると,当初,報じられていた「年金テロ」ではない模様。
これはこれで,昨今の同様のタイプ(と思われる)の殺人事件から,社会福祉的には,別の観点からのコメントをすべきでしょう・・・

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