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2007年10月8日月曜日

雨と滝

まぁ、いろいろとありましたが、
(・・・これからも、いろいろとあると思いますが)
ともかく終了しました、福祉有償運送・運転者講習会。
定員40人、4会場で、計159人に、無事、事故無く、修了証が出ました。
(長岡会場で1人当日欠席)

最後の最後になって、雨に降られてしまった。
天気には、相当な自信を持っているワタクシだったので、ちょっと悔しい。

で。
雨・滝といえば!
いやぁ~、期待を裏切らないスケールの、ゲキ×シネ朧の森に棲む鬼」!!
いやはや、大興奮!!!
あの雨と滝、ホントに舞台に出現させたのか。いったいどうやって?
Tジョイの上映期間の案内には、よく裏切られるので、
いつまで上映しているのは、わかりませんが、
今回のゲキ×シネは、なんと、1日3回上映していて、
(第1弾「アカドクロ」なんか、2日間のみの上映で、どうにも都合がつかず、
 観れなかったことを考えると、隔世の感が)
生の劇団☆新感線なんて、チケット取るの、至難の業でしょうから、
見逃す手はございません。観たことない方、必見です。

いえ、私も、最初、舞台中継みたいなもの?、
生の方がいいに決まっているじゃん、と、侮っていたのです。
が、しかし。
ゲキ×シネ の命名は、ダテじゃなかった。
芝居と映画の良いとこどり、まさに、掛け算のゲキ×シネ。
まさに、観るしかない!
(なんで、ここまでプッシュするかというと、
 まだまだ、ゲキ×シネ、続きそうなので、
 ぜひとも、新潟上映を継続させたく、
 また、東京限定上映だった、「メタルマクベス」も、
 ぜひ、拡大上映してもらいたいため、座席が寂しいと、悲しいな、と。)

これ以上の感想は、それはまた、”別の話し”

9月10月は、相当、映画を見逃しているのですが、
(演劇つながりでいえば、「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」とか。
 とか、とか、とか。くぅ~)
絶対に、見逃すまいぞ、というゲキ×シネを、
一仕事、終えた後に観ることができて、幸せでした。

2007年9月1日土曜日

感想「生きる」

【追記 2007.9.10.】
録画したのを、部分的にしかみてませんが。
松本幸四郎版「生きる」、思ったよりも、良かったです。
恐るべし、松本幸四郎。(でも、歌、うますぎ(^^ゞ )
そして、おそるべし、黒澤明。
みた範囲では、変更されたのって、主人公の病名と(胃がん→膵臓がん)
告知の状況くらいじゃないですか。
すごいなぁ。

全体的には、そのうち、ゆっくりと観ようっと(・・・っていつだろう?)

そうそう。
佐藤浩市版「天国と地獄」も、ちらちらとしかみてませんが、良かったですねぇ。
妻夫木くんは、おばかで平凡な青年(好青年ではなく)を演じたら、
天下一品だと思っていましたが(「ウォーターボーイズ」「ジョゼと虎と魚たち」など)
悪役もいけますね。
・・・NODA MAP「キル」、どうしようかな。

――――――――――――――――――――――――――
脱線・余談ネタは、書けるうちに、書いちゃおうと思います。
「生きる」のことです。



黒澤明の名作「生きる」は、本当に好きな映画で、
Myベスト3から落ちたことないくらい。
(「生きる」と、ケン・ローチ「大地と自由」は、今のところ、不動なのですが、
 3つ目の席が、その時の気分によって、入れ替わっている、という感じでしょうか)

いつ、観たのか、記憶に定かではないのですが、
(ここ数年は、鑑賞リストがあるので、辿れるのですが)、
たぶん、通院・入院期間の真っ最中で、それもあって、思い入れが強いのでしょう。
最近(といっても、数年前か?)、草なぎ剛の名優振りがいかんなく発揮された、
傑作ドラマ「僕の生きる道」は、
現代版「生きる」だなぁ、と、これまた、すごく印象に残っています。
(アノ、ブランコの名シーンが! TVドラマでは、
 ”偶然、そのようなシーンになった”とのコメントが、たしか、出ていましたが)

で。こんな話しを、何故、お仕事モードのブログでつらつら書いているのか。
「生きる」って、まぁ、なんと、キューブラー・ロスが『死ぬ瞬間』で書いている、
「死の過程の諸段階」に、ぴったりハマっているのでしょう!!、なんです。
これもまた、意図的に、というわけではなく、
黒澤監督が何かのインタビュー記事に述べていたように、
”追い詰められた(だったか、死に直面した、だったか)人間を描きたかった”ために、”偶然”、そうなったのだと思われます。
(でも、私は、有名な「死の過程の諸段階」の、
 具体例の解釈には、ちょっと異論がありますし、
 さらにまた、このプロセスを、「障害の受容プロセス」に応用することは、
 間違っているのでは、と、直観的に思っていますが、詰めて考えていません)

ということで、かつて、授業でも使ったことがあるのですが、
何せ、「生きる」は長くて、前後編に分けねばならず(つまり、2コマ必要)、
さすがに、それはどうかと思って、最近は、封じ手にしています。
(集中講義のような、長丁場では、アリ、かもしれませんが、その機会もないので)



といった、難い話しも、できなくはない「生きる」ですが。
ま、良いものは、それ自体で、良いのです。

しかし。
不安なのが・・・松本幸四郎は、違うと思うんだよなぁ・・・
(「王様のレストラン」「ラ・マンチャの男」など、
 松本幸四郎は、とっても好きな役者さんなんですけどね、念のため。
 「HERO」は、期待してますし。)

2007年8月31日金曜日

夕凪の街、桜の国

映画関係は、別のところにまとめているのですが。
お仕事ネタにもひっかかるのは、こっちにも。
ということで、「夕凪の街、桜の国」です。
(次回?、予告は、なんとTVドラマでリメイクされる「生きる」

ピープルファースト大会が、今年は広島で実施され、初めて、広島に行きました。
フェリー、高速バスという、気が遠くなりそうな行程だったため、
(案外、つらくなかったですが)
『夕凪の街、桜の国』を持参。
フェリーの中で、Yちゃん、食い入るように読んでました。
Yちゃんは、いわゆる、知的障がいと呼ばれるわけですが、
ホントか?と思えるほどの、高尚な言葉遊び的なボケをよくかましており、
こちらがボーっとしている時などは、つっこむのが難しいことも。
(ま、半分?くらいは、オヤジギャク的ボケではありますが)
で、Yちゃん、相当、この本を気に入ったらしく、平和記念資料館では、
販売コーナーで、迷うことなく、突進して、この本を買ったとの目撃証言あり。
なので、”今度、映画になるんだってさ”と、本の帯を見せながら話していたら、
”観たいのぉ~”と、しばらく連発して、一緒に行こう光線を発していたので、
こちらも楽しみにしていたのでした。
・・・が、最近になって、”怖いから、いかない”と、別の映画に行ったらしく(T_T)

前置きが長くなりましたが、いずれにせよ、私はこの映画を楽しみにしており、
なかなか、映画館が遠い今日この頃だったのですが、
そんな自分がかわいそうになり(単なる現実逃避とも言いますが)、
ちょっと、むりくり、映画館へ。行って良かったです。

広島へ行くさい、平和祈念資料館に、気負いなく、立ち寄る気持ちになれたのは、
私にとっては、この『夕凪の街、桜の国』の存在が大きいです(他にも、まぁ…)。
不謹慎発言は承知の上ですが、前は、「原爆」というと、どうも、気が重く、
(どう、受け止め、展示などに対面すればいいのか、とまどってしまうので)
また、伝聞によれば、グロイ展示らしいので、それもちょっと苦手だしなぁと、
自ら、進んで、資料館などに行こうという気持ちになれませんでした。
ずいぶん前に長崎に行った時は、友人に、冷ややかな視線をあびながら、
原爆資料館よりも、亀山社中跡の方を、
ためらうことなく選んでしまった私であります。
・・・次に、長崎に行くことがあれば、
今度こそ、平和記念資料館に行ってみたいと思っています。

ということで、原作、映画、ともにとてもおススメですよ。

※とはいえ、あぁ~、今日で終わってしまうぅという映画を
 何本か見逃す、悲しい事態ではあります・・・